私とカートゥーンと鈴と。: バーンヤード Barnyard

バーンヤード Barnyard

バーンヤード モーモー牧場は大騒ぎ?
Barnyard : The Original Party Animals
(米) 2006 (PG) 55/100

監督 スティーヴ・オーデカーク
脚本 スティーヴ・オーデカーク
製作 スティーヴ・オーデカーク、ポール・マーシャル、パム・マースデン
製作総指揮 ジュリア・ピスター、アーロン・パリー
音楽 ジョン・デブニー
編集 ビリー・ウェバー、ポール・D・コールダー

 スポンジボブが代表作のニコロデオンが送るコメディ映画。WOWOWやスターチャンネルといった衛星放送で吹替版が放映され、THQから日本語版のゲームが発売されたものの、ディスク化はなされていない。

予告編
 

あらすじ

  •  人間達の目を盗んで自由奔放に暮らす牧場のリーダーの息子のオーディン。動物達を導く偉大な男に育って欲しいと彼の父は望むものの、オーディンはそんなことには御構い無し。ところがある日、鶏達がコヨーテ達に襲われるところをなんとか護りきったオーディンの父はそのまま倒れ、還らぬ牛となってしまい....
雌雄関係なく乳を出す牛さん達の成長物語
 制作元のニコロデオンはカナダ初の子供向けチャンネルだ。その特徴は子供を第一に考えた番組が多数輩出されていること。日本だとNHKの教育テレビや衛星放送のキッズステーションの立ち位置に近い。腕白坊主の妄想を具現化させたような、制御不可能な展開を得意としている。

 本作はそんな放送局が手掛けた劇場用アニメの第二作目。一作目の『ジミー・ニュートロン』では天才少年の発明品の大騒動という典型的でも子供の好奇心を煽るものとなっていた。ただ内容だけでいえば、ニコロデオンでない他の映画会社でも容易く製作できるような仕上がりになっていた。その点この『バーンヤード』では、ニコロデオンでなければまず完成できなかっただろうと唸らせる作品となっている。




 『バーンヤード』は牧場から始まる父と子の成長物語という触れ込みだが、実際には『ハンググオーバー!』のノリで終始突き進む暴走気味のコメディアニメだ。悲しい場面や勇気が試される場面はあるものの、成長物語という点は余りにも普遍的で予想外の展開もない。デザインと予告編の醜悪な下品さを察した親御さんは、まず"これ"は見せないだろう。しかし、下品さ以上に常軌を逸した設定と動きと筋書きは、デザインを不快と感じなければ中々楽しめるものとなっている。

 牛が二足歩行で歩き、その仲間たちが納屋で暮らす動物から影を潜め、隣の牧場主の車を勝手に乗り回す。一連の動きを極限までバカバカしく表現しており、スポンジボブの展開を御存知の方なら間違いなく楽しめる。

 CG技術はカーズが公開された年の作品にしては、かなり低品質だ。しかし、ドリームワークスやピクサーが目指すような芸術性や写実性は端から放棄しているので、そんなものは問題じゃない。終盤で大活躍するコヨーテ達のモデルは流石に不気味だったけどね。

 

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