私とカートゥーンと鈴と。: アーネストとセレスティーヌ Ernest & Celestine

アーネストとセレスティーヌ Ernest & Celestine

くまのアーネストおじさんとセレスティーヌ Ernest et Celestine
2012 (仏) 72/100 



監督
バンジャマン・レネール
ステファヌ・オビエ
ヴァンサン・パタール

 アナと雪の女王や怪盗グルーのミニオン危機一発、風立ちぬなどの大作と共に第86回アカデミー賞にノミネートされたものの、日本では全国でたった3館のみの上映となった悲劇がの一作。まあ、劇場公開されたならまだましだよなあ...

 原作はベルギーの作家ガブリエル・バンサンの絵本。日本では作品自体は80年代から邦訳本が出版されていたものの、直接の原作本は日本公開後に出版されました。彼の描く本は"まさに"絵本そのもの。文章が一文字も読めなくても、しっかりと深く理解ほど登場人物をはっきりと描写しているのが特徴。特に80年代に白黒で描かれた絵本の大半は台詞が一切ありません。

 そんな彼の絵本の中で特におすすめなのは、

 『アンジュール➖ある犬の物語』
....話がそれましたね。

 左)80年度に出版された初期の絵柄 右)本映画の直接の原作本
予告編

ストーリー
 大きなくまの音楽家アーネストおじさんは空腹でゴミ箱をあさっていたとき、小さなねずみの女の子セレスティーヌを見つけて食べようとする。その後セレスティーヌは、アーネストに"ある交換条件"を元に菓子屋の倉庫に潜り込む方法を教え、難を逃れた。やがて両者の間には、種の違いを超えた友情が芽生えるが……。





感想
 優しさに包まれたような予告編だけど本編全体がそんな雰囲気なわけじゃない。ありきたりな絵本のような純粋な感情のみで構成されていないので、大人でも安心して楽しめる。

 アーネストは売れない無職の音楽家、パフォーマンスを行えば騒音被害で違反切符を切られるほど周りから嫌われているクマ。性格はともかく、あるシーンまでは可哀想と思えるキャラクターです、あるシーンまでは....
 セレスティーヌはネズミたちの文明の要となっている歯を毎日集めつつ、影に隠れて絵を描く孤児。大半のネズミたちとは違った考えを持っているが故、嫌われてしまう可哀想な鼠。

 鼠とクマ、大型動物と小動物、お互いにお互いを悪しき存在と扱っていた彼等にとっては、2人のの触れ合いは異端。だけど、その触れ合いは健気で見ていて微笑ましくなりました。
 アニメーションと音楽はもう最高。原作本(フランス語版)をそもそも読破していたので、本編を見ていた時には想像通りすぎて感動しました。音楽はジャズ仕立てで物凄くシンプルながらも何度聞いても飽きません。そして、アニメーションは挿絵を上手く再現しています。(スタジオジブリのあれのようにコンピューターを使っていないなんてことはありません。)

 ただ、本編を見終わるとクマには正直同情できなくなるのがマイナス。まあ、2種族間に起きた大事件の前じゃそんなことも霞んじゃうのかな....?

意図的に大人を狙ったギャグなどがない純粋な子供向けとしておすすめの一本

余談
 
TVアニメ版もあります。
 

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