私とカートゥーンと鈴と。: Have a nice day 好極了

Have a nice day 好極了

Have a nice day 好極了
2017 (中) 59/100
 
監督 劉健(リウ・ジエン)


 新千歳空港国際アニメーション映画祭にて鑑賞。第67回ベルリン映画祭でコンペ部門に選出され高い評価を受けたものの、当初は中国当局とのいざこざ、アヌシー国際映画祭への出展中止を余儀なくされた曰くつきの一作。

予告編
 

ストーリー
中国南方のとある郊外、建築現場作業員の青年・張は恋人のヨリを取り戻すため、会社の回収金を盗み出すことに成功する。しかしその後の彼の行動が思わぬ連鎖反応を引き起こし、その情報は街中に広がってしまい...



感想


 ロトスコープを使わずに描いたリアルなキャラクターと中国風景画からインスパイヤされた背景が特徴。そして、絵柄を印象付けるのには最適なアニメーションと、固定したカメラによって独特の空気感が生まれる映画の要素をいいとこ取りした映像からは、街中の下水の匂いまで漂ってきそうな程リアル。

 始めは、なんの接点も存在しなかった登場人物達が、次第に複雑な関係によって繋がっていく部分は秀逸。特に終盤で題名の意味がわかった時は思わず笑ってしまいました。また、登場人物のうちの一人、定食屋のおっちゃんが強すぎ。会話の中に映画スターの話や背景のポスターにポップカルチャーを挿入しているのには、監督の拘りが見えた。社会問題にメスを入れるような風刺的な要素が絡むものの、しっかりと娯楽要素を消さずに度々笑わせてくるところも良かった。




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