私とカートゥーンと鈴と。: パタパタ Padak

パタパタ Padak

パタパタ Padak
(韓) 2012  (PG)  55/100
演出・脚本・監督イ・デヒ
予告編
 

 スタジオジブリの「崖の上のポニョ」のような可愛らしいキャラも、ディズニーの「ファインディング・ニモ」のような壮大な冒険や親子愛のない、子連れお断りの作品。
しかし、どこの国でも「アニメは子供向け」という考えは蔓延しているせいもあって
公開当時は上記のものとは別のポスターで宣伝してしまい、韓国での封切時に、親子連れの子供達が泣きわめいたとか。

 社会性溢れるメッセージや生々しい場面での重さは半端ない。ただし、息抜き程度のミュージカルパートがあるので中学生以上であれば普通に楽しめるでしょう。

あらすじ

>以下シネマトゥデイより引用

海鮮料理店の水槽にいる魚たちが自由を手に入れようともがく物語を通して、差別や村社会といった社会の問題点をあぶり出す韓国発のアニメーション。

海育ちの魚と養殖の魚、食用の魚と観賞用の魚などが嫉妬したりいがみ合ったりしながらも、水槽からの自由を求めて行動を起こすさまを描く。イ・デヒが監督を務め、世界各国の映画祭にも出品。アニメーションという手法とミュージカルの挿入で、シリアスなテーマを親しみやすく表現する。




感想
 ミュージカルパート以外は基本音楽がない上に、冒頭シーンでの魚市場の所で「退屈しそうな内容だなあ...」と思っていましたが、陰惨で現実的な内容が少しCG感のある不気味な魚に見事にマッチしていて、結局最後まで観てしまいました。
CG自体、低予算のインディーズ映画ということもあって簡素な仕上がり。その分感情表現を顔全体でなく目の動きを通じて描いているのが素晴らしい。

 特に気に入ったのは、冷血漢のうなぎのソロミュージカルパート。「昨日の友は、明日の餌」という辛辣だが現実的な思考を持っており、水槽を仕切るヒラメ以上に厄介な存在だ。ただ、彼のうなぎのぬるぬるとした動きと声が妙に癖になるのだ。2Dなのに微妙に魚類達の質感が生々しいのも堪らない。



AmazonVideoの配信歴有り、現在はSteamで字幕版の購入が可能

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