私とカートゥーンと鈴と。: アーチー&シパック 아치와 씨팍 Aachi & Ssipak

アーチー&シパック 아치와 씨팍 Aachi & Ssipak

アーチー&シパック 世界ウンコ大戦争 아치와 씨팍
(韓) (PG)2006 35/100


 変態アニメーションナイトにてある作品集が公開された。韓国人アニメーターホクハクスンのウィンク・ラビット(Wink Rabbit)シリーズである。それらは、◯を大量に書くことで創造された可愛いキャラクターと、宇宙の摂理を柔らかく描いたような不思議な世界観が特徴的で、とても癒されるアニメだった。


 但し、Waltz Dream という作品で縄跳びをする時に、歯を出したキャラクターが何体もいたシーンは世界観に合わずに浮いていた。そして、そのキャラクターの作風が違うことが気になり、監督に聞いた所どうも友人の作品からカメオ出演させたキャラクターらしい。

 今回はそんなカメオ出演を果たした奴らがわんさか出てくるアニメの感想。

予告編
ストーリー
 人間の便が貴重なエネルギー源となった未来都市。政府は排便を管理することでエネルギー危機を回避していた。しかし、政府が排便促進剤として支給していたアイスキャンディーの副作用で体型が変化し、排便・生殖機能を失くす人々通称・「フロシキ」が現れるようになった。彼等は"能無し"として追い出されたため、ギャングとなって都市を襲い、アイスキャンディーを強奪する事件が頻繁に発生するようになった。
 そんな中、"フロシキ"同様にアイスキャンディー強盗に勤しむアーチとシパックの2人組は、驚異的な排便能力と強靭な肛門を持つイプニという美少女(え?)と知り合う。彼女の働きによって荒稼ぎしたものの、"フロシキ"や軍隊から逃亡することとなり...




感想
 題材は独創的。ストーリーは普遍的。作画は4分の1のカートゥーンと4分の3のAnimeの要素をごちゃ混ぜにした印象。

 監督のチョ・ポムジンが「誰も作ったことのないアニメを作りたい」と製作し紆余曲折を経て完成させた本作。彼の言ったことは実現されたが、"誰も見たことがないアニメ"ではない。
 題材のウンコは始めトンスルの自虐ネタかと思ったが、そんなことはなかった。この題材は新しいけれど、あくまでも物語の設定として添えられているだけでもったいなかった。ミ◯キーマ◯スに液体状の座薬をぶち込むとったシーンがあるくらいなら、もっと増やしてド派手に茶化してほしかった。子供でも思い浮かぶ下品なネタを大袈裟に見せるのでなく、もう一段上をいってほしかった。おバカな題材で人を集めるなら予想以上のおバカな世界観で魅了させないと、他のR指定アニメと見劣りする。

 アクションシーンは素晴らしい。明るいテンションでありがら間髪をいれずに大量に残虐描写を挿入しているのは見応えがあった。ミュータント軍団を弾丸で蹴散らしながらカポエラーの如く動くシーンは必見。但し独創性は皆無。バイクシーンは所々アキラのオマージュっぽいし、格闘シーンは滑らかに動くAnimeのごった煮のよう。

 そして、ヒロインが可愛くない。というか、映画内の女性全員が気持ち悪い。『鉄コン筋クリート』をトレースし、少し粗くしたようなアーチとシパックは悪くない。が、ヒロインは酷すぎる。間違っても美少女ではない。大抵の作品は物語を見ていく内に見慣れていくものだが、本作品では最後まで馴染まなかった。

 というか、ミュータントの"フロシキ"の方が愛着も湧くし、コメディシーンではこちらのほうが可愛い。韓国のPCゲームのTomakという作品でもそうだったけど、何故通常時は不気味になるのに極たまに漫画チックに可愛くなるのかな...

↓通常時は気持ち悪いので可愛い方を。引用)Tomak Save the Earthより
"フロシキ"たちが不思議と気になりだす一作。

  

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