私とカートゥーンと鈴と。: ホーム 宇宙人ブーヴのゆかいな大冒険 Home

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2015 (米)  55/100

 倒産しかけのアニメ会社に差し込んだ一筋の光。前評判は散々だったものの、予想外をヒットを飛ばしたドリームワークスの作品。Netflixで動画サーフィンをしていたところ、本作品のクリスマス特番が配信していたので、もとの作品が気になり鑑賞。

予告編

ストーリー
 宇宙人ブーヴは、宿敵ゴーグから逃げ自分たちのすみかを求めて地球にやってきた。スメック船長率いるブーヴたちは地球人を一箇所に強制移住させ、残りの場所を占領してしまう。そんなブーヴの一員オウはいつもドジばっかりで友達がいない。
 せっかくパーティを開いても誰も来てくれず、誤って宇宙全体の生物にまで招待メールを送ってしまうが、そのなかにはゴーグも含まれていた。仲間のブーヴたちから追われることになり、逃げだしたオウは地球人の少女チップと出会う。こうして、ブーヴの侵略で離ればなれになったママを探すチップと仲間から追われるオウの不思議な旅が始まった。DVDの紹介文から引用】
感想
 他の惑星
他所でやれ。
 全ての元凶兼主人公のオウの行動はドジの範疇に治まっていない。大抵の作品なら、主要人物とは関係ない"何か"が引き金となって事件が起きるのだが、本作品では主人公が存在していなければこんな迷惑をかけずに済む状態になっている。そのため、彼に全く同情できない。確かに【誰にでも弱点はある】というメッセージは力強い。しかし、この映画だけでは説得力が薄い。

 この作品が公開された頃、『シュレック』や『マダガスカル』など人気作を製作するドリームワークスは"質より数"でディズニーの城を崩そうと躍起になったのが災いし、大量のレイオフ(事実上のリストラ)が実行されたり、CGIの一部門・PDIを解散させていた。『クルードさん~』、『ヒックとドラゴン』等のヒット作も生まれたものの明らかに質のばらつきもあった。『天才犬ピーボ博士のタイムトラベル』、『ペンギンズ From マダガスカル:ザムービー』等....




 そんなゴタゴタの中公開されたアニメが本作。
 
 初期のドリームワークス作品にあったような皮肉や比喩は殆どなく、友情や親子愛を描いた安定ながらも手堅い作品として十分に楽しめる。失敗ばかりの孤独な異星人と、宇宙人達が移民してきたことで離れ離れになった孤独な少女。逸れものの2人が、勇気を出して、問題を解決し、仲を深めていく姿は素晴らしい。"2人"の時なら....

 演技は英語版、吹替版ともにグー。英語版では声優初挑戦でかつ本作品に楽曲提供してるリアーナの声がチップに違和感なくハマっており、チップとオウの会話も気持ちよくみれた。まあ、オウの声は不器用というよりオタクっぽかったけどね...
 吹替版でも劇場未公開になった分客寄せ目的の芸能人吹替が皆無であったため、オウのウザキャラらしさやチップの可愛らしさもしっかりと反映されていた。そして、俳優の味を引き立たせることを長年やってきただけあって、楽曲は演技を邪魔せず、また演技が楽曲を邪魔しない丁度良い出来だった。

 演出面は最高。今までに見たこともないカラフルな色合いと壮大な宇宙は綺麗で印象に残る。宇宙人と人間の価値観の違いや、魔改造された(悪)夢のような車は見ていて面白かった。

 なんだかんだで、親子連れにも大人にもオススメできる作品だけど、やっぱり...オウがウザい....

 

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