私とカートゥーンと鈴と。: ベルヴィル・ランデブー Les Triplettes de Belleville

ベルヴィル・ランデブー Les Triplettes de Belleville

ベルヴィル・ランデブー
Les Triplettes de Belleville
2002(仏) 80/100

 レベルファイブの看板作品・レイトン教授シリーズに影響を与えたといわれている、過剰に描き出された背景や不気味にデフォルメされた登場人物達が特徴的なフランス🇫🇷産のアニメ

予告編 (米国版)
ストーリー

三鷹の森ジブリ美術館の紹介文から引用
 戦後まもないフランス。内気で友達のいない孫のシャンピオンに、三輪車を買い与えたおばあちゃん。シャンピオンは夢中になり、来る日も来る日もおばあちゃんの指導のもと厳しいトレーニングを重ね、ついに世界最高峰の自転車競技の祭典、ツール・ド・フランスに参加するまでになる。しかし、レースの最中にシャンピオンが謎のマフィアに誘拐されてしまう・・・。最愛の孫を救うため、海を越えて摩天楼そびえ立つ巨大都市“ベルヴィル”に辿り着いたおばあちゃんと愛犬・ブルーノ、そして偶然出会った陽気な三つ子の老婆達による不思議な大冒険が始まる!




感想
 不思議なアニメーションだった。物語としては正直意味が解らない部分が多く、終始"は?"といった微妙な感じだったけれど、映像と音楽の魅力が短所を全て覆い隠している作品だった。

 キャラクター達は見始めた頃は只々気持ち悪いと感じた。登場人物全員が老けたような不気味な顔付きだったのと、ディズニー版ターザンの筋肉描写が如何に優れていたかを思い知る程、不恰好なシャンピオンの手脚の筋肉は寒気がした。しかし、この不気味なキャラクター達が本編を鑑賞していくうちに、段々と魅力的になっていきました。

↓唯一可愛いと思えたシャンピオンの子供時代

 音楽に沿って製作したと思う程、聞き心地の良い耳に残る独特なBGM。薄暗い色彩で描かれた戦後間もないフランスに、過度にデフォルメされたアニメーションは、本作の主題歌であるスウィング・ジャズがピッタリとハマっていた。

 また、極端に肥大化したアメリカ人や彼等の住む大都会、夢と魔法の国の”あれ”などの少々悪意に満ちたような欧米の風刺的な描写はちょっと笑えた。

 なお、駄目な点があるとすれば日本語版DVD。ジブリレーベルで売ること自体は全然問題ない。だけど、主題歌のミュージックビデオが未収録なのはいただけない。シルヴァンショメと高畑勲のインタビューを加える代わりに、このMVを消すのはどうかと。

なお、本作品には日本語版とフランス語版が存在するものの会話らしい会話が殆ど無いので、正直どちらでも問題なく楽しめます。
 あと意味深なラストシーンの意図がわかる方がいたらコメントで教えて欲しいです....

第76回アカデミー長編アニメーション賞ノミネート作品

蛙に過度な嫌悪感を示しそうになる"フランス映画"らしい一作
 

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