私とカートゥーンと鈴と。: 無口なウサギ Untalkative Bunny

無口なウサギ Untalkative Bunny

無口なウサギ Untalkative Bunny
2001-2003(加) 70/100
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製作 グラハム・ファーク
原作 同名の短編(本項で説明)
脚本 カロリーナ・クレイグ, ジョーダン・クレイグ
監督 グラハム・ファーク ニック・クロス
テーマ曲担当 ポール・K・ジョイス
音楽 デイビット・バーンズ
   ウェイン・バートレット

 突き抜けて面白いわけではないけれど、たまーに見たくなる可愛い動物たちのシュールな日常を描いた作品。日本語版の記憶が曖昧なので英語版を視聴した上での紹介。
オープニング

 直接的な原作は、MTVで放映された1997年の番組『Cartoon sushi』で公開された短編(パイロット版)。『Cartoon Sushi』とは、エドエッドエディで人気を博したカナダ出身のアニメーターダニー・アントニッチが中心となって製作されたオムニバス形式のアニメ番組。新人発掘の一環として放映さたCNやニコロデオンの『ホワット・ア・カートゥーン』や『オーイェイ!カートゥーン』とは異なり、既に映画祭で話題となったものや完全新規作で編成されていた。MTVが要求するティーンエージャーの好奇心を誘うアニメばかりを揃えていた。

 なお、日本ではニコロデオンの『カブラーム!』で初公開となっている。

 パイロット版はテレビシリーズ版とは基本的には変わらないものの、微妙に異なる。
 ◯主人公であるうさぎの感情表現がテレビ版より極端
 ◯うさぎのみの登場
 ◯平然と歯を見せる
 ◯可愛くない
 ◯街中を散歩するようなのんびりした曲調でなく、ジャジーな曲調となっている

 主人公のウサギに代表される動物たちは、それなりの意思疎通は図るものの、会話は一切交わさない。但し、都会に住む一般的な人間達は普通に人語を話し"勝手に"ウサギに茶々を入れている。そして、動物視点のため人間の顔はほとんど映ることはない。

 このパイロット版を見ると、一見単純なデザインかとバカにされそうなうさぎに代表される動物たちのデザインが如何に洗練されているかわかるだろう。パイロット版は感情豊かではあるものの、通常時と比較すると顔面崩壊かと見紛うほど見窄らしく見えてしまう。テレビアニメ版では全体的にうさぎの耳が膨よかになり、頬の端まで吊り上がったシワも可愛く映っている。

 人間達には必要不可欠の一般常識を動物に無理やり当てはめても、動物が"ありのままに"行動する姿は非常にシュールで滑稽。ある話でデパートの店主が「あなたのお子様はまるで動物のようにマナーがなっていない」と憤慨するシーンで、その子供達の親御さんが動物だったのには思わず声に出して笑った。そして、何よりも1話五分だからとても見やすい。

激しい音楽や急ぎ足の展開もないとにかく落ち着いた一作。

 

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