私とカートゥーンと鈴と。: Bee and Puppycat ビー・アンド・パピーキャット

Bee and Puppycat ビー・アンド・パピーキャット

Bee and Puppycat
2014-2015 (米) 80/100

 『ブレイベストウォリアーズ』と同様に【CartoonHangover】で配信されている短編アニメ。個人的に今までの中で一番日本人にお勧めしやすい作品。監督はナターシャ・アレグリ氏。彼女が描く、柔らかい線で描かれたカラフルな幻想世界は必見。

本編第1話


主な登場人物
ビー
 冒頭で、いきなり雇用関係を断たれた主人公。浮浪者寸前の状態になるところをパピーキャットに救われる。パイロット版と本編とでは性格や絵柄がかなり異なる。パイロット版は痩せた体格で少しがさつだが、本編ではパイロット版によりも少し膨よかで可愛い風貌となっている。雇用主のバイトロボの能力により魔力を授かるも、それといった成果は挙げていない。
"Pretty Patric"『プリティー・パトリック』の食レポを見るのが趣味。

パピーキャット 
 空から突然現れた、というより落ちてきた不思議な生物。招き猫の鈴から猫寄りの印象を受けるものの、犬の体臭がすることから、動物学的には猫寄りの犬といった印象。足は遅い。声充ては VOCALOID3用の音声ライブラリ【Oliver(オリバー)】をそのまま流用している。ただし、雰囲気を醸すために使用しているため、声そのものは字幕が無ければ感情語以外意味不明である。首輪の鈴を鳴らすと、派遣依頼の手紙を出し、バイトロボのいる異空間に移動できる。 

バイトロボ 
 ビーとパピーキャットの収入源。口が辛辣なロボットパイロット版の当初は「不法侵入者」としてビーを焼却処分しようとしていたが、パピーキャットのおかけで焼かれなくて済む。 依頼を二人に与えさまざまな星に転送でき、大口開けて入口を開く。しかしなぜか出口が入口より狭く、それどころか出てみると「ウェー」や「ゴ、ゴファー」などとゴボゴボしたノイズ音(というか嘔吐音)を出す。 依頼をこなすと元の世界にて報酬を与える。 

カルダモン 
 ビーの家の管理人の男の子。子供ながらも詰まったトイレを修理する優秀な子。但し、持ち合わせている道具は子供っぽい。携帯と折り紙が得意。
スティッキー
 サンリオのポムポムプリンを想わせる黄色い犬。カルダモンに寄り添い、喜怒哀楽を表に出さない性別不明の存在。
 大部分Pixivの紹介文から引用


 

感想
 可愛い。日本的な可愛さが詰まってる。
 海外アニメで"Cute"、"Pretty"、"Adorable"などに属するものが全てだったが、この作品は"Kawaii"のである。主人公のビーはこれといった資格を持たない20代の女性で、現実であれば見栄えしない。しかし、この作風と本編中の効果音が彼女の姿を、コメディタッチで魅力的に、そして"Kawai"くさせている。

 パピーキャットの招き猫の鈴や、カルダモン君の折り紙、そしてサブタイトルの自然な日本語から、作者の日本文化好きが読み取れる。そして、効果音や記号的な表現が物凄く日本的だから、馴染みやすくて心地いい。

 ビーの雇用先(バイトロボの世界)での騒動を除いて、基本的なストーリーには『よつばと!』のような他愛もない日常がメイン。買い物をして、海で遊んで、彼氏と釣るむと言った具合に。どこのシーンでも愛着心が芽生えるのような"Kawai"らしいデザインだから、見ていて癒される。

 ビー(彼女)とパピーキャット(彼)の関係はまるで、『ウォレスとグルミット』のよう。しかし、どちらかというとパピーキャットの方が上。パピーキャットは生意気で少し失礼な部分もあるけれど、彼女との関係は良好で、互いにフォローし合っているのが良い。

 子供の視聴者達は"Kawaii"絵柄のアニメとして、大人の視聴者はビーの境遇や性格に笑い、共感することで子供達よりも深く堪能出来る"Kawaii"一作。

0 件のコメント:

コメントを投稿

人気の記事