私とカートゥーンと鈴と。: クィア・ダック 劇場版 Queer Duck the Movie

クィア・ダック 劇場版 Queer Duck the Movie

クィア・ダック ザ・ムービー Queer Duck the Movie
2006 (R) 50/100 


 2000年代初期なら中期にかけてFlashアニメはネット上で一大ムーブメントを起こした。日本国内ではFROGMANの秘密結社鷹の爪団やラレコのやわらか戦車、海外ではMondoMediaのハッピーツリーフレンズ、小小系列(Xiaoxiao)などが名を馳せていた。

 そんな中米国内のコミュニティで一際異彩を放ったいていたのが、クィアダックだった。看護師さんとして日常を謳歌する"オープン"なゲイ。その生活の一部始終はゲイ嫌いを憤怒させ、LGBTからは評判だったという。今回はそんな作品の劇場版。

ストーリー
 おしゃれなオカマのアヒル、クイア・ダックは、ゲイの恋人オープンリー・ゲイターや仲間たちと明るいゲイ・ライフをエンジョイしていた。しかし、恋人との将来に不安を抱いた彼は、「普通の人生」に憧れて往年の人気女性歌手ローラと結婚を決意する。そんなクイア・ダックを目の敵にするのが、ゲイの“治療”を使命と信じる狂信的なパンダー・ゲルディング牧師。強引な薬物治療によってクイア・ダックはストレートに生まれ変わるが・・・。
予告編


LGBT公認のオープンゲイが主人公のFlashアニメ

 ネットの短編アニメを"そのまま"のクォリティで劇場版にしたもんだからチープ感が半端ない。だから、映像面では"超低予算"。但し、それ以外は超高品質

 宣伝文句で"サウスパーク"を凌ぐ"と書いてあるが、LGBTや俳優ネタに特化しているだけで、正直サウスパークほどの衝撃はない。それでも、ハリウッドスター達をダシにして下ネタや政権批判やセレブ弄りは十分見応えあり。特に、本人出演している俳優陣(コナン・オブライエン等)に限って酷いのが何とも言えない。擬人化されていても見るに堪えない醜態も曝け出しているのもプラス。(そういったシーンは大抵、会話や仕草だけで終わらせるので貴重) 

 物語は、LGBT要素が鼻につくだけで結構真面目。ニューヨークのブロードウェイを想わせる曲で、歌詞の意味に目を瞑ればかなり聴き入る。下品過ぎるんだよなあ...  こういった映画は普通、日本ではDVDリリースもされないのが普通だ。しかし、本作品の吹替版はかなり質が高い。山寺宏一氏、西凜太朗氏、岩崎ひろし氏、後藤哲夫氏の演技と、『チーム☆アメリカ ワールドポリス』の吹替演出の担当を務めた清水洋史氏の演出はもう最高。

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