私とカートゥーンと鈴と。: Lupo the Butcher

Lupo the Butcher

Lupo the Butcher
1987 (加)  裏アニメの金字塔。

 ダニー・アントヌッチ。エド・エッド・エディの監督して名を馳せた人物で、その作品の成功前は短編の監督か作画をメインとしていた。
 そんな彼が、最初に脚光を浴びるきっかけとなった作品がこれ。

本編
  
紹介
 本編ではそれらしい肉の塊を愚痴を垂らしつつ、只々切り落としていく姿が描かれる。不器用なのか不慮の事故なのか定かでないが、彼は肉だけでなく、徐々に自身の体を切り落としていく。そして、『永久に美しく...』の女性2人組と同じようにバラバラになっても、不満を下品な口調でただ話していく。彼の愚痴は血を垂らしても、首チョンパされても、スタッフロールに入っても、延々と喋り続けるのだ。

 3分間の映像は想像以上の早さで終わる。肉屋の主人が肉を切るだけのアニメーションだが、その短さの中に詰まった暴力性や残虐性、荒々しいキャラクターに惹き込まれていく。シンプルだからこそ目立つのか、その要素だけが際立つからなのか。

 まあ、殺人鬼キャラ以外で肉切り包丁を携えた野郎なんて気にならない訳がないよな。

 1987年に"Spike and Mike"アニメーション映画祭で公開された本作は、業界関係者に【厳格で規律正しいものでなくとも、成人向けとして十分なし得る】ことを目で教えたという。また、この作品のカルト的人気に目をつけた、リーバイスコンバース、そしてMTVは宣伝用のキャラクターとして彼を採用した。


 ダニー・アントヌッチ氏は当時、経験は積み重ねていたものの、アニメーションビジネスに関しては新人だった。このキャラクターの経済的成功によって、彼は【AKA Cartoons】を創設する。

 エドエッドエディのクリエイターの大きな一歩となった作品。


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